格安ホームページの制作・運用テクニック

2016 / 09 / 29  05:22

30万円を投資してSEO対策を実施したのに成果がでない

ホームページのご相談を受ける際に、よくお話しいただく内容で、
「何十万円もかけてホームページを作ってもらったのに全然成果がでない!なのでSEO対策をどのように行えばよいか教えてください!」
という事が多かったりします。

それなのに、実際にアクセス解析情報を共有していただいて、ホームページのアクセス状況を確認すると、アクセス状況は決して悪くなかったりするのです。

「ホームページに人が来る事」と「売れる事」とは別

このご相談ケースは、
「ホームページに人が来る = 売り上げが上がる」
と考えてしまっていることが不幸の源です。
成果と施策がごちゃごちゃになっているのです。

残念ながらSEO対策における成果は「検索順位の上昇」です。

それにも関わらず、この相談者が考えている成果は「売り上げ」なのです。

もちろん、検索順位が上がり、ホームページへのアクセスが増えることで、割合として売り上げが上がるということもありますが、ホームページにどれだけのアクセスが増えても、成果が上がるとは限らないのです。

例えば、ほしいバイクがあるとします。
Googleなどの検索サイトでほしいバイクの特徴を入力します。
そこで、検索1位に表示されたホームページへアクセスします。

さて、この方はバイクを買ったでしょうか?

ここで「買う」と答えた方は、10万人に1人の奇跡を生んでくれるお客様です。
おそらく残りの99999人の方が「購入しない」または「検討する」のです。
売り物によっては、どんなに人が集まろうと簡単には売れないのです。

その勘違いに気づくことなく、SEO対策に高額な費用を投じてしまって、結果的には成果がでないままというケースは少なくないようです。

見つかる事、それすなわち集客

商品のポップ広告や実演販売をイメージしてみてください。

スーパーや本屋さんではよくPOP広告など(最近ではPOP映像など)を見かけるかと思います。
POP広告は、お客さんの目を引き、お客さんを立ち止まらせる力があります。

デパートのキッチン用品フロアなどでは、よく実演販売を見かけます。
フロアの一角に特設エリアを設けてセールスマンが言葉巧みに商品を売っています。

ホームページを作るということは、デパートやスーパーの棚に商品を置いてもらっているだけだと思ってください。
ただ、そのデパート(スーパー)は超巨大フロアで、目立つ位置には既にほかの商品が置かれていて、自分の商品は目立たない1スペースに小さくはまり込んでいるだけに過ぎないような状態です。
回りには、似たような商品がずらりと並んでいて、探すこと自体が非常に困難な状態です。

これがホームページというモノの現実です。

そのため、商品を棚に置くだけ(ホームページを作るだけ)では、見つけてもらうこともできないのです。

そこで、POP広告を設置します。

POP広告を設置するという事はSEO対策を実施するという事だと思ってください。
実施することで、今までよりもお客さんの目に止まりやすくなります。
但し、インターネット上の場合は、言ってみれば、何百社も同時にPOP広告設置していて常に目立つために競争しているような状態です この競争がSEO対策で言うところの検索順位みたいなものです。

それに対して、実演販売を行うという事はネット広告だと思ってください。
これも当然、今までよりもお客様の目につくようになります。
これは、POP広告よりも訴求力は強く、売りやすくはなるのですが、実演販売を行わせてもらうためには、出展料を支払わなければいけないというルールが課せられているモノとします。
そのため、売る事での利益よりも出展料の方が高い場合、お店としては、ただのマイナスになってしまいます。
そういったマイナスに転じるリスクを踏まえて実施しなければなりません。または、利益を踏まえて、払える出展料(広告掲載料)を見極める必要があります。

で、ここまでが集客なのです。

集客では見つけてもらったに過ぎません。もちろん見つけてもらわないと話にもならないのですが。
デパートやスーパーでちょっと目についたものを何でもかごに入れるという人はいません。
お客さんは購入をためらうのです。

そのために、そこから、もうひと押しが必要なのです。

そのひと押しがセールスです。

「売ること」は「集客」ではなく「セールス」

実演販売(ネット広告)は売れるということに近しい場所にあります。
実演販売にはセールスマンがいますよね?ホームページで言えば、それが「ランディングページ(LP)」です。
そのため、ネット広告とランディングページは1セットの関係にあります。売り方と売る人がセットなのです。

そのため、一見、実演販売は売れそうなのですが、実演販売を行いたいという店舗がひしめき合っていて出展料の高騰しているという世界なのです。
しかも、実演販売は1社ではなく複数社で行われ、お金を払っているにも関わらず競争させられるような仕組みでしたらどうでしょう?
もちろん、その競争に勝てればうまく売れることもあると思いますが、高騰している出展料を踏まえても気軽に参加できますか?

そういったことから、皆さんはPOP広告(SEO対策)で競争したがるのです。
それでもやはり競争には勝てなかったり、競争に勝てたとしても、POP広告を見たからといって「売れる」というわけではないのです。
何度も言いますが、集客はセールスではないので。

そこで、集客と合わせて、
売れるという行為(セールス)のプロセスを完結(クロージング)させるための施策が必要なんです。

しかし、POP広告と連動させるセールスは非常に難しく、実演販売のようにセールスマンがぐいぐいと押してきてもそう簡単には売れないのです。
とは言え、POP広告の流れ売れないというわけではありません。
その商品を手に取りパッケージ(ホームページの情報訴求)が非常に魅力的で、購入に至る人もいます。
一回手放して、後日改めて買いに来る人もいます。
口コミなどにより、購入意欲の高い人もいます。
実演販売のように、その場で単純に売っていくという方法からみれば、非常に複雑で難しい取り組みではありますが、
しっかりとお客さんに印象を与え、「忘れさせない」ことで購入機会は訪れるのです。
しかも、実演販売のように出展料を払うことなく、じっくりと売っていくことが可能となります。

現在、その商品・サービスはどこにあるか

さて、そこで、現在、あなたのホームページは、どの段階にありますか?

  1. デパートのフロアに商品を置かせてもらえてますか?(ホームページ設置)
  2. 商品の特徴がわかりやすく、魅力的なパッケージングが出来ていますか?(ホームページでの商品訴求)
  3. POP広告やパッケージを見たお客さんにお客さんの反応をしっかりと観察できていますか?(アクセス解析)
  4. POPデザインや実演販売などを実施して、お客さんの目につくようにできていますか?(SEO対策およびネット広告)
  5. 最終的にお客さんがレジまで商品を持って行ってもらえるようなセールスができていますか?(???)

「売れる」に至るまでには、その道のりを一つ一つしっかりと分析して最適なセールス方法を導き出す必要があります。
段階として、5どころか、まだ、1,2,3,4のどこかで立ち止まっているということはありませんか?

これらのプロセスをしっかりと実施することにより、一つ一つの成果をつなげていくことで「売れる」ができるのです。

道のりは長いかもしれませんが、諦めずに、じっくりと腰を据えてホームページを運用してみてください。